女子サッカー観戦記アーカイブズ -3ページ目

フジタ-読売(1998.6.7 大和)

フジタマーキュリー 0-6 読売ベレーザ

得点経過:0-1 前半25分頃 OWN GOAL
     0-2 後半 9分頃 小林
     0-3 後半19分頃 大竹
     0-4 後半22分頃 澤
     0-5 後半28分頃 小林
     0-6 後半40分頃 西村


日時:1998年6月7日 13時
会場:神奈川・大和スポーツセンター競技場


フジタ:21-瀬口、13-遠原、4-大塚、9-種田、
  2-角田、11-佐藤(12-多田 後半29分頃)、
  17-能代谷、25-島崎(24-吉泉 後半29分頃)、
  18-ギブソン、7-マーチン、19-赤間
 サブ:16-山本


読売:1-小野寺、5-酒井、3-藤井、
  17-西村、2-中地、8-高倉、7-原、
  20-小林(19-荒川 後半29分頃)、
  10-澤、11-大竹、9-手塚
 サブ:21-増田、13-馬場、15-四方、24-戸崎
 警告:澤


※手元のメモからの情報です。

読売ベレーザ寄りの感想です。

   《フジタ》          《読売》
     赤間           手塚 大竹
佐藤 マーチン ギブソン 島崎     澤     小林
    能代谷          高倉  原
遠原 種田 大塚 角田   中地 西村 酒井 藤井
     瀬口            小野寺


フジタは登録が赤間ちゃんの1トップというだったので、一応その通り書いておいたけど、実際はギブソンが1.3列目(^^;くらいの感じで、限りなくトップに近いような印象。大勢が決まった試合終盤は赤間が右サイドに下がり目になり、両外国人の2トップ状態だった。

読売は西村がトップの赤間、高倉・原がギブソン・マーチンの両外国人をマークするような感じで、酒井はスウィーパーとして下がり目のポジション。酒井の位置はちょっと深過ぎだったような気もするんですけど、そういうもんだったかね?

試合の方はフジタペースでの立ち上がり。読売が立ち上がりからガンガン行くかと思ったら、高倉・原がフジタの両外国人をマンマーク(本当はウーマンマークかな (^^; )しており下がり目のポジションにいたこともあって、非常に守備的な印象。ボールを奪ってもパスをつないで行くという意思はあまり感じられず、前線に長いボールを放り込むだけで、再び奪い返されたり、オフサイドになったりとなかなか形にならず。一方のフジタは積極的に積極的に攻撃を仕掛けてきて何度も読売ゴールを脅かしていた。

均衡が破れたのが25分。フジタペースの展開にもかかわらず、得点したのは読売だった。右サイドからのクロスにゴール前でフジタが痛恨のオウンゴール。

フジタはこれでガクっとくるかと思ってのだが、全体の印象としてはフジタペースで前半を終了。読売は無失点で抑えはしたが、ヒヤリとする場面も多く、守備が堅いという印象とは程遠かった。

日本代表GK・瀬口は何度かあった一対一のピンチを反応の良さで見事止めていた。手塚さんのゴール前での近距離シュートを止めたのは見事だったし、特に奈美ちゃんは瀬口とタイミングがバッチリ合っちゃってたみたい。まあ、それでも1点取ってはいたけど。

後半になってフジタも疲れてきたのか前半の勢いは次第に影をひそめて来たような感じ。一方の読売は後半になってやっとパスもつながるようになってきて、ペースは次第に読売に。ゴールラッシュが始まったのは後半9分の小林の得点からだった。右サイドを突破した手塚がゴール前にクロスボール。ボールはゴール前の大竹の頭を越えてファーサイドの小林へ。小林がこれをトラップ&ボレーで決めて読売2点目。角度のないところからの美しいゴールだった。

3点目はドリブル突破しようとした原がフジタのプレッシャーで押し戻されて、大竹にパス。大竹が再びドリブルで突っ込んで中央の手塚とワン・ツー。GKと一対一になった大竹のシュートを一度は瀬口が弾くがその跳ね返りを今度は決めての得点。

4点目は左サイドをドリブルで突破した澤がそのままシュートしゴール。マラドーナみたいな得点。5点目は澤が左から中央に出したボールを小林がキーパーと競りながらのゴール。このゴールもワールドサッカーみたいでなかなかよかった。そして最後は西村がCKからのボールを決めて6点目。

結局は0-6ということだったが、フジタも点差ほど実力的に劣っているようには感じられなかったし、とても今シーズン勝ち星なしのチームには思えないなあと思って今シーズンこれまでの対戦相手を見てみたら、田崎、日興、プリマ、鈴与に今日の読売と現在の順位表の上位5チームだった。優勝は無理としてもまだまだ巻き返しは狙えそうなので中位を目指して残りのリーグ戦を戦ってほしいと思う。読売は今日の場合立ち上がりの悪さが課題かな。

怪我(北朝鮮戦で複雑骨折)の柳田選手はギプスは随分前に外れたようですが、復帰はまだのよう。今日も顔は見かけたのだが(ビデオ係をやってたみたい)、足元は見えなかったのでよくわからないんだけど、1ヶ月程前に江戸川で見かけた時には「まだ体育の授業は見学だなぁ(^^;」というような歩き方だったので、完治にはもう少し時間がかかりそうな感じ。ただし会場で見た限りでは、本人は非常に非常に非常に(^^;元気だったので、その点はなにより。

日本女子代表-アメリカ女子代表(1998.5.24 横浜国際)

日本女子代表 0-3 アメリカ女子代表

得点経過:0-1 8分 チェイステイン
     0-2 33分 リリー
     0-3 86分 ベントゥリーニ

日時:1998年5月24日 11時19分
会場:神奈川・横浜国際総合競技場
観衆:34,885人
主審:渡辺弥生(日本)


日本:(GK)21-山郷
  (DF)4-中地、2-山木、12-磯崎、6-仁科
  (MF)5-酒井(19-森本 79分)、14-三井、
    9-内山(16-岸 69分)、10-澤、
    8-原(17-大松 46分)
  (FW)11-大竹(20-菅原 87分)

アメリカ:(GK)1-スカリー
  (DF)14-フォーセット、4-オーバーベック、20-ソブレロ、
    3-ピアス(5-ロバーツ 46分)
  (MF)6-チェイステイン(2-フェア 46分)、12-パーロウ、
    11-フォーディー(7-ワーレン 76分頃)
  (FW)21-ケラー(15-ベントゥリーニ 46分)、13-リリー、
    16-ミルブレッド(8-マクミラン 58分)


アメリカとの3連戦を終了して0勝3敗。日本は惜しくも準優勝という結果となりました (^^;

両チームのスタメンはこんな感じ。

    《日本》         《アメリカ》
     大竹         ケラー リリー ミルブレッド
   原  澤 内山       フォーディー パーロウ
   三井 酒井          チェイステイン
仁科 山木 磯崎 中地  ピアス ソブレロ オーバーベック フォーセット
     山郷            スカリー


日本は3戦連続で大竹のワントップ。国立、神戸と左サイド2列目に入っていた菅原に代わって、この試合では読売ベレーザの原が入っていた。スタメンにベレーザの選手が一人ずつ増えていきますね。もし4戦目まであったら小野寺志保ちゃんが出てきたかもしれません (^^;

で、試合の方ですが、まあ予想通りでもあるのだが、先の2試合と同様、今回も圧倒的なアメリカペースでの展開。そして立ち上がりの早いうちにCKからアメリカが先取点。CKからのアメリカのヘディングシュートがゴールポストに。そしてそのはね返り球を再びシュート。GK山郷が弾き返したボールをアメリカみたびシュート、今度はゴールライン上にいたフィールドプレーヤー(誰だかわからなかった)が弾き返すが、最後にチェイステインが蹴り込んでのゴール。早い時間の失点ということで、これで集中力が切れてカタガタっと堤防決壊してしまうんじゃないかと心配したんだけど、とりあえずそれは大丈夫で、その後も粘り強い守りを見せてくれていた。

地力で上回るアメリカは余裕を持って試合をしている印象。空中戦もめっぽう強かった。一方の日本は中盤でグズグズしているうちにボールを奪われてしまう。アメリカのプレッシャーが強かったということもあるが、特に中盤から前でのパスミスが非常に多かった。特に三井が不調だったように思う。あと、常に日本陣地で試合が行われていたため、ボールを奪ってもゴールが遠い (^^; 日本のシュートは28分頃にCKから左にこぼれたボールを仁科さんがゴール右に外したのが初めてだったんじゃないかな。

その後も日本の守備練習が続いて、キャプテン山木を中心にアメリカの猛攻をはね返し続けていたのですが、そんなことをしている前半33分、アメリカのリリーがシュートのはね返りを決めて0-2で前半終了。

後半もアメリカペースは変わらず。25分過ぎに大竹から出たパスで大松が右に抜け出し、中央に切れ込んでシュート。ボールはキーパーの手をすり抜けてまさにゴールラインを割ろうとした瞬間にアメリカのDFがクリアというシーンがあり、これは非常に惜しかった。

その後もロングボールに合わせた大竹のボレーなど、単発でのチャンスは何度かあったのだがモノに出来ず。40分過ぎにベントゥリーニにヘッドでの得点を許し0-3で終了。試合中に日本の時間帯がないまま終わってしまったような感じでだった。やっぱりアメリカは強いです。0-3でも日本は十分頑張ったと思うので。今後大事な試合でアメリカとの対戦が無いよう祈りたいものです (^^;

結局キーパーは山郷しか使わなかったんですね。せっかく3試合もあったんだから小野寺と瀬口も使ってみて欲しかったんですけど。

日本女子代表-アメリカ女子代表(1998.5.21 神戸ユニバ)

日本女子代表 0-2 アメリカ女子代表

得点経過:0-1 36分 リリー
     0-2 64分 ケラー

日時:1998年5月21日 16時29分
会場:兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
観衆:1,039人
主審:イム・エンジュ(韓国)


日本:(GK)21-山郷
  (DF)4-中地、2-山木、12-磯崎、6-仁科(13-梅岡 85分)
  (MF)5-酒井(8-原 46分)、14-三井、9-内山(19-森本 81分)、
    10-澤、20-菅原(17-大松 46分)
  (FW)11-大竹(16-岸 81分)

アメリカ:(GK)24-デュカー
  (DF)14-フォーセット、4-オーバーベック、3-ピアス(5-ロバーツ 73分)、
    2-フェア
  (MF)6-チェイステイン、15-ベントゥリーニ(8-マクミラン 59分)、
    11-フォーディー(20-ソブレロ 64分)
  (FW)13-リリー、21-ケラー(7-ワーレン 84分)、12-パーロウ


    《日本》          《アメリカ》
     大竹          パーロウ リリー ケラー
  菅原 澤 内山       フォーディー ベントゥリーニ
   三井 酒井           チェイステイン
仁科 山木 磯崎 中地   フェア ピアス オーバーベック フォーセット
     山郷             デュカー


日本は大竹のワントップ。内山は先日と同様FW登録だったけど右サイド2列目で、菅原の反対側に位置するような感じ。アメリカの方は最初基本的な4-4-2かと思ってたんだけど、徐々に前のめりになるような感じでMF登録のリリーが前線に入って3トップを構成、上記のような感じでいる時間が長かった模様。そのリリーはミッドフィールドでサイドにいたかと思えば、前線でトップを張り、またある時は最終ラインにいたりというように、まさに神出鬼没的な活躍だった。

日曜の国立の試合に比べると、日本はけっこうそれなりにボールの支配もしていたりして、中盤を構成しかけていたという印象。なかなかフィニッシュまで行けなかったのはもどかしかったけど。あと、守備を厚くしてたってこともあるとは思うんだけど、前線で大竹とかがボールをキープしててもサポートがなくて孤立しちゃう場面が多かったのは気になった。

スタメンとして登場した中地は右サイドのDFラインに入り、非常に守備的な印象。得意の攻撃参加はほとんどなかったんじゃないかな?守備の方は、154cmと小柄ながら、大柄なアメリカ人相手に頑張っていて、結構やるじゃんというような感じだった。前回攻撃参加が目立った酒井は今日はおとなしい印象。おとなしいとはいっても声はバックスタンドの上まで聞こえてたけど (^^; 守備面ではなかなか効いてたんじゃないかと思います。ただしボールを持ってからの展開力は三井の方が優れてるかな。

アメリカの1点目はケラーだかパーロウだかが中央に通したパスにリリーが反応、GKと一対一になったところをふわっとしたシュートで見事決めたもの。

後半は10分頃に日本が攻め込んで右にこぼれてきたボールに内山が飛び込んでグラウンダーのシュート、これが見事ゴールポストに当たってボールはコロコロと枠の外 (^^; これが入ってればねぇ。その後は流れがアメリカに行っちゃったような感じの試合展開となり、コーナーキックからアメリカが2点目をゲット。そのシーン、私はよそ見してて、見てなかったんすけど (^^;

あと、後半最初から大松が投入されていたんだけど、アメリカのDFにスピードがあることも大松の持ち味を活かすような展開はあまりなかった。終了間際に澤からドンピシャのパスが出て抜け出した場面があったんだけど、ああいう大松を走らすシーンをもっと多く見たかった。それと、希望としては彼女に決定力が備わると素晴らしいんですけど (^^;

終了5分くらいのところで、仁科に代えて梅岡を投入、梅岡が右に入ったため、中地が左に入ったんだけど、なんか左に回ったとたん急に生き生きしてきて、プレーが攻撃的になったような感じがしたんですけど気のせいかな?そういったこともあってか後半40分過ぎから珍しく日本の時間帯が続いたのだが、結局得点には至らず、試合終了。

まあ、結局今回も負けちゃったんですけど、守備陣は2失点はしたものの、山木、磯崎を中心に非常によくまとまっていた印象。仁科さんもけなげに頑張っていた。山郷も引き続き良かったと思う。攻撃でもうちょっとフィニッシュの場面を増やすことが出来ればね。

次こそは3度目の正直で大金星と行きたいところなんですが。

日本女子代表-アメリカ女子代表(1998.5.17 国立)

日本女子代表 1-2 アメリカ女子代表

得点経過:1-0 14分 大竹
     1-1 70分 ケラー
     1-2 89分 ケラー

日時:1998年5月17日 11時31分
会場:東京・国立競技場
観衆:23,774人
主審:イム・エンジュ(韓国)


日本:(GK)21-山郷
  (DF)7-東明、2-山木、12-磯崎、6-仁科
  (MF)5-酒井(17-大松 76分)、14-三井、9-内山、
    10-澤、20-菅原(8-原 46分)
  (FW)11-大竹

アメリカ:(GK)1-スカリー
  (DF)3-ピアス(2-フェア 58分)、4-オーバーベック(7-ワーレン 68分)、
    6-チェイステイン
  (MF)14-フォーセット、15-ベントゥリーニ、11-フォーディー、
    8-マクミラン(5-ロバーツ 58分)
  (FW)16-ミルブレッド(21-ケラー 46分)、13-リリー、
    9-ハム(12-パーロウ 21分)


全体を通してアメリカが主導権を握っていた試合。日本陣地で行われている時間の長い試合だった。得点経過を見ればわかるとおり、日本が前半の早い時間帯にあげた虎の子の1点を守り切れず、後半中頃に同点にされ、そして試合終了間際に勝ち越し点を奪われてしまったという展開だった。

日本のスタメンはこんな感じでしょうか。

     大竹
  菅原 澤 内山
   三井 酒井
仁科 山木 磯崎 東明
     山郷


発表されたスタメンで日本はツートップということだったんだけど、実際には内山が下がり目で右サイドに入るような形で、大竹のワントップ気味の状態が長かったように思う。今日の内山は一生懸命守備をしていたという印象が強い。酒井は積極的に攻撃にからんでおり、どちらかというとOHに近いような印象だった。酒井は守備的な面は非常に優れているのだけれど、ボールを奪ってからの展開はまだまだこれからって感じで、MFよりもベレーザでやってるCBの方がしっくり来るような感じがする。試合中、酒井がコーチングしてる声がスタンドの上段まで聞こえて来たのはすげーなと思った。 (^^;

日本の得点は中央でボールを持った酒井(だったと思う、たぶん。最近ポニーテールの選手が多くて見分けづらい(^^;)が右サイドの内山にオフサイド臭い(^^;パス。内山これを中央に折り返して奈美ちゃんがズドンって感じの得点。なかなかかっこ良かった。この日国立で見た2試合の中ではベストゴールですな (^_^)

その後、ケラーのゴール(ヘッドでのアシストが見事でした)で同点にされた後に飛び道具の大松を投入したりと得点を狙いに来るがゴールは奪えず。同点で逃げ切るかと思わせた終了間際にまたもやケラーのゴールで逆転されて試合終了ということになってしまった。もうちょっとで引き分けだったのに惜しかった。

まあ、この試合、世界トップクラスの実力のアメリカ相手に非常によい守備のトレーニングにはなったのかな。アメリカもゴール前で雑な面があったりして、日本としては助かった面も多かったと思うけど。アメリカももっとチームとしてまとまってるのかと思ってたんだけど、それほどでもなかったような感じ。昨年11月のLリーグ外国人選抜チームの方が強かったような気がしないでもない。あと、アメリカからちゃんとした形(せこいFKとかじゃなくて(^^;)で1点を奪うことが出来たということは今後のために良い自信になるのではと思う。

読売-OKI(1998.5.3 江戸川)

読売ベレーザ 5-0 OKI FC Winds

得点経過:1-0 前半12分頃 高倉
     2-0 前半17分頃 高倉
     3-0 前半22分頃 大竹
     4-0 後半 3分頃 手塚
     5-0 後半22分頃 小林


日時:1998年5月3日 14時
会場:東京・江戸川区陸上競技場
MC:佐藤
主審:森
副審:吉澤、浅井
予備:桂


読売:21-増田、2-中地、5-酒井、
  13-馬場(24-戸崎 後半21分頃)、17-西村、
  7-原、8-高倉、10-澤、20-小林(15-四方 後半32分頃)、
  11-大竹、19-荒川(9-手塚 後半0分)
 サブ:1-小野寺、4-宇野


OKI:1-前川、16-寺田、8-福島(3-加藤 後半23分頃)、
  5-森、10-小山、25-大依、7-秋元、29-嶋尾、
  12-山本、15-佐藤、9-田中
 サブ:14-伏見、17-宮崎、21-坂本、6-風間


※手元のメモからの情報

読売ベレーザ寄りの感想です。

両チームの布陣はこんな感じ。酒井は若干下がり目のスウィーパー的なポジションだった。

    《読売》         《OKI》
   大竹 荒川          田中
  澤      小林     嶋尾 山本 佐藤
   高倉  原         秋元 大依
中地 酒井 馬場 西村   福島 寺田  森  小山
     増田            前川


試合の方はというと、序盤から試合の主導権を握った読売がそのまま握った主導権をはなさず(カラオケのマイクみたいだな (^^; )タイムアップって感じだった。読売の攻撃のペースに強弱はあったものの、流れがOKIに行くことはほとんど無いままに終わってしまった。

というわけで、序盤から読売が積極的に攻めていった。特に中地を起点とするような感じでの左サイドからのアタックが印象に残っている。中地は相変わらず運動量豊富に動き回っていて、あと、この試合の場合は自分で持ち込んでクロスを上げるだけでなく、前線の選手に効果的なラストパスを出すような動きもあって、プレーにバリエーションが増えたような感じ。試合開始ちょっと前から降り始めた雨のため、フェイントで急激なターンをしたりすると滑って足を取られたりはしてたけど、まあご愛敬ってことで。

読売の先制点は12分頃。左からのCK。澤が上げたボールにファーサイドの高倉さんがヘッドで合わせての得点。澤はセットプレーでいいボール蹴るよなあ。マリノスでバルディビエソの代わりに蹴らせたいくらいだ (^^;

2点目はその5分後くらい。ゴール正面ペナルティエリアのすぐ外でのFK(強引に中央突破しようとした澤が倒されてのものだったかな?)。これを高倉さんが直接決めて2-0。ボールがOKIの壁をすり抜けるような形でゴールネットに突き刺さった。高倉さんはあいかわらず老獪な動きで、かゆいところに手がとどくようなプレーを随所で見せてくれていた。

右サイドをドリブルで突破してきた澤が中央の大竹奈美ちゃんにパス。奈美ちゃんこれを胸トラップしてループシュート。これが見事決まって3-0。偶然かもしれないが (^^; ものすげ~ビューティフルゴールだったと思う。

この日の奈美ちゃん、ドリブル突破は冴えず。ちょっと若干わずかに太ったような気がしないでもないんだけど、それでスピードが落ちたから?でも、元々あまりスピードのあるドリブルじゃなかったしなぁ (^^; OKIも奈美ちゃんがドリブルを始めると3人位で囲んで来たりして、「いやぁ、人気者だなぁ」などと思いながら見ていたわけで (^^; あと、昨日はよくコケてたのが気になった。数年前、コンディションが良くなかった時によくコケてた印象があるので。

後半は立ち上がり早々に途中出場の手塚さんが得点。高倉さんのパスに反応してゴール前正面に抜け出した手塚さんがきちんと決めて4-0。手塚さんは体が切れてたような印象。スピードが戻って来たみたい。

後半の中頃はちょっとダレてたような気もしないでもないが、それでもペースは読売なわけで、それなりにチャンスはあったんだけど、大竹さんが結構いい場面で外しまくっていた。なんだか奈美ちゃんがサリナスに見えてきたりして (^^;

5点目のとどめは小林。FKからのリスタートで、小林の目の前に流れてきたボールをきっちり決めて5-0。

読売にとってはピンチらしきピンチは後半の最初の方でGKの増田が何を血迷ったかいきなりドリブルで上がってOKIの選手にパスしちゃったというご乱心(^^;の場面以外は皆無だったような気がする。守備は酒井を中心によくまとまっていたという印象。

アジア選手権壮行試合(1997.11.29 西が丘)

日本女子代表 0-6 Lリーグ外国人選抜

得点:0-1 前半15分 イエンセン
   0-2 前半26分 フーパー
   0-3 前半31分 Own Goal
   0-4 前半34分 イエンセン
   0-5 前半41分 アンデレン
   0-6 後半30分 ニートン

日時:1997年11月29日 13:00
会場:東京・国立西が丘サッカー場
主審:渡辺弥生

日本女子代表:21-山郷、2-山木、6-仁科、
  7-東明(28中地 45分)、12-磯崎、
  3-大部(19-森本 75分)、10-澤、
  14-三井(9-手塚 45分、13-梅岡 77分)
  16-内山、17-大松、11-大竹
 サブ:1-小澤、5-酒井、29-柳田
 (監督:宮内聡)

Lリーグ外国人選抜:16サパラ(1-ウェーバー 45分)、
  2-周、3-牛、4-カールセン、
  6-スミス(5-ミンストレル 45分)、7-ストール、
  8-李、10-イエンセン(9-ゲーリス 45分)、
  11-ボンデ、12-フーパー(13-ニートン 45分)、
  14-アンデレン
 (監督:鈴木保)

   《日本代表》     《外国人選抜》
     内山        アンデレン フーパー
  大竹 澤 大松     ボンデ   イエンセン
   三井 大部       ストール 李
仁科 磯﨑 山木 東明  スミス 周  牛 カールセン
     山郷          サパラ


雨の中での試合。一言で言うならば、外国人選抜の強さだけが目立つ試合だったような。

序盤こそは探り合いみたいな感じだったんだけど、次第に外国人選抜チームが主導権を握るようになってくる。外国人チームはシンプルながら着実にゴール前にボールを運んで行く。DFも即席チームとは思えないまとまりを見せていて(センターバックが2人とも中国人ってこともあるが)、日本代表は何度もオフサイドを取られていた。短期間ながらここまでまとめてきたところは「さすが鈴木保」ってとこなんですかね。(^^;

なんてことを考えてたら、前半15分頃に外国人選抜が先制。右サイドでボールをキープしたボンデが飛び出して来たGK山郷もかわしてシュート。ゴール前のDF磯﨑(だったかな?)がクリアしようとしたがボールはゴールの中へ。フィニッシュはイエンセンだったみたい。このシーンに限らず今日の山郷は不安定でイマイチだったように思う。時々ハラハラさせられるけど、安定感という意味では小澤の方がいいんじゃないかなぁ。

日本代表の攻撃は外国人選抜のチェックが厳しく、なかなか自由にボールを持たせてもらえないということもあってか、パスの精度もいまひとつ。なかなか思うような展開には出来ず。時々チャンスらしきものはあるんだけど単発で終わっちゃう。どうも攻撃がうまくかみ合わない感じ。

前半はこの後も外国人選抜の猛攻を止めることが出来ず、結局5失点。

後半は「こりゃまずい」ってことで外国人選抜チームの鈴木監督が気を遣ったためかどうかはわからないが (^^; 前半いい動きをしていたイエンセンとフーパーをベンチへ引っ込めた。これで多少外国人チームの勢いが弱まったんだけど、日本も流れを引っ張り込むまでは出来ず。

後半から出てきた女子高生代表の中地がなかなか頑張っていた。ベレーザで同僚のナタリー・ニートンと競り合ってたりしましたけど、177cmのニートンに対して中地は153cm。なんと身長差が24センチ。後半から出てきて、30分くらい出て引っ込んじゃった手塚さんはなんだったんでしょう?

後半の日本代表は流れを引き込むまでは行かずとも、前半よりは決定的なチャンスは多くて、大松(突破力といい、あの外し方といい、まさに女版岡野ですな (^^; )や澤(やっぱうまいっす)がGKと一対一になったり、大竹のループがクロスバーって場面はあったんだけど、結局得点には至らず、失点は1でそのまま試合終了。終了間際になんとか1点でも取れてれば後味はよかったんど。まあ、しゃあないか。

今回のアジア女子選手権日程、いくらなんでもここまで強いチームはいないはずなので(もしいたらどうしよう(^^;)、というわけである程度楽観視しながら結果を待ちたいと思う。まあ、アジアレベルでは攻撃の起点となるべき2列目の澤、大竹あたりがあそこまで抑えられちゃうようなことはあまりないと思うので、きっと大丈夫でしょう。

あと、冷たい雨の中(寒かった~)、手抜きせずに一生懸命プレーしてくれた外国人選抜チームのメンバーには大感謝です。

Lリーグ・チャンピオンシップ(1997.11.23 西が丘)

読売西友ベレーザ 1-2 日興證券ドリームレディース
(リーグ前期優勝)     (リーグ後期優勝)

得点経過:0-1 前半19分頃 リサ
     0-2 後半19分頃 武岡
     1-2 後半22分頃 澤

日時:1997年11月23日 13:00
会場:東京・国立西が丘サッカー場

読売西友:1-小野寺、2-スミス、5-酒井、
  12-ニートン、20-中地、7-原、8-高倉、
  10-澤、22-柳田(17-西村 後半0分)、
  9-手塚(23-小林 後半21分頃)、11-大竹
 サブ:3-藤井、6-風間、19-荒川
 警告:高倉

日興證券:1-西貝、3-長江、20-山木、4-森本、
  2-虎見、13-カールセン、5-大部、11-大松、
  8-リサ、9-武岡、10-メダレン
 サブ:30-名嘉地、16-平山、23-高橋、15-佐藤、
  29-三上
 警告:メダレン

※手元のメモからの情報です。


読売西友ベレーザ寄りの感想です。

   《読売西友》         《日興證券》
   手塚 大竹           メダレン
  柳田    澤        武岡 リサ 大松
   高倉  原          大部 カールセン
中地 スミス  ニートン 酒井    虎見 森本 山木 長江
    小野寺            西貝


日興證券は2週間前に行われたリーグ戦の試合と全く同じ布陣、一方ベレーザはエースFWのニートンをセンターバックに。その昔東芝が柏レイソル戦でゲームメーカーのペデルッチをCBに持って行ったのと同じ手口だな。普段はCBの酒井が右サイドに。スミス、ニートンのセンターバックは迫力満点。特にニートンは髪の毛を頭の上で束ねてたのでいっそうデカく見えた(^^;

最初の失点はこの2人+酒井がバックラインで不用意な横パスを回してた時にゴール正面でボールをかっさらわれそうになったところをファール、このFKをヘーゲ・リサに見事決められたもの。このシーンに限らず、ニートン、スミス、酒井の3人は最終ラインでのボールの持ちすぎがちょいと気になった。

今年のLリーグでの同カード2試合(後期の場合はメダレン退場前ってことですが)は圧倒的に日興が押しまくって、ベレーザはカウンター主体で中東サッカーみたいな印象だったんだけど(^^; 今日の場合、日興が押し気味ではあったが、以前ほど極端ではなくて、読売西友もそれなりの組み立てはしていたように思う。奈美ちゃん前線に飛び出してGKと一対一なんて場面もあった。中盤は原がボールに積極的にボールにからんでいたような印象。手塚さんはちょっと存在感薄かったかな。

0-1のビハインドで迎えた後半、2列目の柳田に代えて西村を投入、西村がDFの右サイドに入り、酒井はCBに。CBのニートンを前線に持って行って3トップにシステム変更。より攻撃的に。

  手塚 ニートン 大竹
     澤
   高倉  原
中地 スミス  酒井 西村
    小野寺


しかし得点を奪ったのは日興で、20分頃にカールセンが右サイドを駆け上がって放り込んだクロスにイネスさんが合わせて0-2。

その直後に2列目からゴール前正面に飛び出した澤がGKをかわすループを決めて1-2。その後も読売西友が何度となくゴール前まで攻め込んでシュートは放つが粘り強い日興の守備にことごとく弾き返され、結局得点は奪えずゲームセット。日興證券の年間優勝が決まり、ベレーザの年間優勝の夢は来年以降におあずけとなりました (^^; まあ、柳田、中地といった女子高生コンビをはじめとして若手も順調に育ってきているし、来年も結構期待出来るのかなとは思っているが。

ああ、それにしても前週プリマがもうちょっと頑張ってくれてたらねぇ (^^;;;;

日興證券-読売西友(1997.11.9 西が丘)

日興證券 1-0 読売西友

得点経過:1-0 前半22分頃 大松

日時:1997年11月9日 14:30
会場:東京・国立西が丘サッカー場

日興證券:1-西貝、2-虎見、4-森本、20-山木、
  3-長江、5-大部、13-カールセン、9-武岡、
  8-リサ、11-大松、10-メダレン
 サブ:30-名嘉地、16-平山、23-高橋、
  15-佐藤、29-三上
 退場:メダレン(前半33分頃)
 警告:メダレン2

読売西友:1-小野寺、2-スミス、5-酒井、
  15-四方(3-藤井 後半29分頃)、20-中地、
  6-風間(22-柳田 前半43分頃)、7-原、
  8-高倉、10-澤、11-大竹、12-ニートン
 サブ:13-馬場、23-小林、19-荒川
 警告:中地

※手元のメモからの情報です。


   《日興證券》       《読売西友》
    メダレン          ニートン 大竹
  武岡 リサ 大松      風間    澤
   大部 カールセン        高倉  原
虎見 森本 山木 長江  中地 酒井 スミス 四方
     西貝           小野寺


予想通り序盤から日興證券が攻めまくる試合展開。日興は何度となく読売西友のゴール前に迫るが、ベレーザ側も必死のディフェンスでゴールは割らせず。ベレーザはカウンター気味にチャンスを作ろうとするんだけど、どうにもコンビネーションが悪く、攻撃の組み立てが出来ず、せっかく奪ったボールも奪い返されてしまう。そんな展開の中での日興の先制点だった。前半20分過ぎに中盤からのパスにオフサイド気味(と私の斜め前に座って見てた手塚貴子さんが言ってた。見てないで試合に出ようね(^^;)に飛び出した大松が決めたもの。

これでこのまま日興ペースで進んじゃうかなと思ってた30分過ぎ、なんとメダレンが2枚目の警告で退場。これで数的優位に立った読売西友が何度もチャンスはつかむのだが結局日興證券ゴールをこじ開けることは出来ず。日興も数的不利にありながらも何度か決定的なチャンスをつかむが追加点は奪えず。というような感じで試合終了。

これで読売西友、日興證券、プリマの3チームが7勝(90分以内の勝利6)1敗で並び、次節の最終節を前に優勝争いが混沌としてきた。得失点差が優勝の分かれ目になりそう。ベレーザとしては最終節のシロキ戦、出来るだけ大量点をあげて勝ちたいところだけど。

プリマ-読売西友(1997.8.10 等々力)

プリマ 0 | 0-0 | 1 読売西友
      | 0-1 |

得点経過:0-1 後半 2分 ニートン

日時:1997年8月10日 18:00
会場:神奈川・等々力緑地運動公園陸上競技場
MC:花岡
主審:中原
副審:井口、深野
予備:早嵜

プリマ:1-山郷、3-梅岡、6-仁科、12-温、
  14-黒田(17-藤村 後半39分)、4-三井、
  10-李、16-永留(15-井坂 後半22分)、
  19-森本、9-内山、11-フーパー
 サブ:7-橋本、13-石橋、25-小川
 警告:黒田

読売西友:1-小野寺、2-スミス、5-酒井、
  17-西村、20-中地、7-原、8-高倉、10-澤、
  9-手塚(22-柳田 前半22分)、11-大竹、
  12-ニートン
 サブ:14-新宅、13-馬場、23-小林、19-荒川
 警告:原

 ※手元のメモからの情報です。


読売西友ベレーザ寄りの感想です。

   ■読売西友■        ■プリマ■
   ニートン 手塚        フーパー 内山
   澤    大竹      森本 永留 三井
   高倉  原           李
中地 酒井 スミス 西村    黒田 梅岡 仁科
    小野寺           温
                  山郷


読売西友はメンバー表では手塚、大竹、ニートンの3人がFWになってたんだけど、実際は大竹が2列目で手塚とニートンの2トップ。故障あがりの手塚さんと前半40分位に交代しちゃったんだけど、交代で出て来た柳田は2列目に、大竹がトップに入ってニートンとの2トップに。

プリマは頻繁にポジションチェンジをしていたので、難しかった。特に2列目は頻繁に入れ替わっててよくわからず。というわけで上の図はいい加減ですのでご了承ください。前線はフーパーに比べると内山は下がり目のポジション、バックスは黒田、梅岡、仁科の後ろに温がいるような感じの4バックだった。

立ち上がりから両チームともプレッシャーが厳しく一進一退の攻防。プリマはフーパーめがけて長いボールを放り込むという攻撃が多かったんだけど、フーパーが落としたボールをベレーザが拾ってってパターンばかりであまり効果的ではなかったような。プリマがフーパーからのボールをキープ出来なかったのは2列目の押し上げが足りなかったからなのかな?フーパーはスミスが体を張ってキッチリ止めていて、この2人の対決はなかなか見ごたえがあった。

あとプリマはやはり内山の突破が恐かった。内山の突破を止めるためにファールして、いいポジションからのFKって場面が何度かあった。

ベレーザは大竹が結構止められちゃっていた。中位以下のチーム相手だと、ドリブルでスルスルと抜けていったりするんだけど、昨日はなかなかそうは問屋が卸さなかったみたい。攻撃の際ものんびりボールキープしてるとあっという間に詰められちゃうし、やっぱりプリマは違うなって感じ。

一方ニートンは非常に良く、彼女の突破がベレーザの攻撃の基点になってたような感じ。大柄なためスローな動きに見えるんだけど、実際はすごく早い。仁科さんや温さんが何度も振り切られていて圧巻だった。両チーム唯一の得点は後半2分、柳田から出たスルーパスをニートンが落ち着いて決めたもの。

この日の小野寺さんはちょっと恐かったです (^^; ハイボールをジャンプして両手でキャッチ....って思ったら、ボールは両手の間をすり抜けてペナルティエリアをコロコロ。ゴールラインを割った時はポストの外側だからよかったけど、思わず茶木(元東芝)を彷彿させるプレーだった (^^; 後半にもゴール前でフーパーと激突、ボールはネットを揺さぶったけどフーパーのファールでノーゴールって場面もあってちょっとヒヤヒヤ。

その後プリマも攻め込むんだけど、得点にはつながらず。ベレーザもチャンスはあったが追加点はならず。というわけで結局そのまま逃げ切る形でベレーザが90分間での勝利。夕方6時キックオフということで昼に比べれば涼しいんだけど、それでもやっぱり暑いわけで、そんな中にもかかわらず、緊張感のある面白いゲームだったと思います。「やっぱり1-0のゲームはいいなぁ」とつくづく思うマリノスファンの私でありました (^^;

プリマのユニは東芝みたいだったっす (^^;

読売西友-OKI(1997.8.3 江戸川)

読売西友 5 | 4-0 | 0 OKI
       | 1-0 |

得点経過:1-0 前半 6分頃 ニートン
     2-0 前半 9分頃 大竹
     3-0 前半11分頃 澤
     4-0 前半14分頃 澤(PK)
     5-0 後半20分頃 澤(PK)

日時:1997年8月3日 17:00
会場:東京・江戸川区陸上競技場
MC:畑山明
主審:野原敬司
副審:早嵜初美、菅野由美子
予備:深野悦子

読売西友:1-小野寺、2-スミス、5-酒井、
  17-西村、20-中地、8-高倉、7-原、10-澤、
  22-柳田(9-手塚 後半0分)、11-大竹、
  12-ニートン(19-荒川 後半38分頃)
 サブ:14-新宅、13-馬場、18-中島

OKI:1-ウェーバー、16-寺田、25-大依、
  5-森、4-ケニー、12-山本(6-風間 後半0分)、
  3-加藤(2-内田 後半0分)、11-市川(7-秋元 後半0分)、
  15-佐藤、9-田中、23-タマラ
 サブ:1-前川、8-福島

 ※手元のメモからの情報です。

  時間等は結構いい加減ですのでご了承ください。


読売西友ベレーザ寄りの感想です。

両チームの布陣はこんな感じだったと。

   ■読売西友■       ■OKI■
   ニートン 大竹       田中 タマラ
  柳田    澤     市川 山本 佐藤
   高倉  原         加藤
中地 酒井 スミス 西村  大依 寺田 森 ケニー
    小野寺         ウェーバー


得点経過を見れば一目瞭然ではありますが、ベレーザが序盤に大量点をあげて行方を決めちまった試合だった。

試合の方は序盤からベレーザが支配、OKIはほとんどボールを持てない状態。ベレーザからボールを奪っても、パスがうまくつながらず、あっという間に奪い返されてピンチって感じの場面が続く。

そんな状態の中、前半5分過ぎにあっけなく先取点。OKI陣中央付近でボールを持った大竹奈美ちゃんが右前のナタリー・ニートンに絶妙のスルーパス。これを右サイドでキープしたニートンがゴール前にクロス....かと思ったらこれがゴール左隅に。1-0。一瞬GKウェーバーがセーブしたかと思ったんだけど、わずかにゴールラインを越えてたみたい。

2点目はその3分後くらい。ゴール前のごちゃごちゃでボールが大竹の目の前に、奈美ちゃんこれを落ち着いて決めて2-0。

ここまで行くともうイケイケ状態で、10分過ぎに再びニートンが右サイドから上げたクロスボールをゴール中央の澤がヘッドでズドン。3-0。

そしてもいっちょって感じで原→澤と軽快に渡ったボールをゴール前で大竹ヘッドというところで大竹が倒されてPK。キャプテン澤がきっちり決めて4-0。立ち上がり15分くらいで試合は決まっちゃったような感じだった。

ベレーザさすがに攻め疲れたか、ゴールラッシュの方はひと休みって感じに。ちょっとテンションは落ちたかなって感じはあったんだけど、それでもやっぱりボールは完全にベレーザが支配、攻撃で結構前のめりになったベレーザに対しOKIも時々カウンター的に攻めては来るんだけど、個人能力に優るベレーザ守備陣があぶなげなく抑えちゃっていた。

目に付いた選手はまずニートン。大柄な選手なんだけど、相変わらずスキルフル。ボディバランスも非常に良くて、後ろ向きでボールを受けてもクルっと反転して攻め上がったりしていた。守備も非常に積極的で、相手DFからボール奪って反撃って場面が何度も見られた。

大竹も非常に良かった。点も取ったし、PK2つももらったし。ドリブルも冴えてて相変わらず好調な模様。

あとは高倉さんも非常に良かった。最初は結構低い位置にいたので、「今日は守備的なのかなぁ~」と思っていたら、いつの間にかゴール前にいてヘディングシュートしてたり、ベテランらしいツボをおさえた動きをしていたように思う。

後半になって読売西友はMF柳田に代えて手塚さんに。OKIは中盤を3人入れ替えて来た。OKIの交代は守備面で効果があったみたいで、ベレーザは後半5分過ぎくらいまでシュートの場面はなし。それでもやっぱり試合を支配していたのはベレーザで、後半20分頃に澤とのワンツーでゴール前に飛び出した大竹が倒されてPK。これを澤が決めてハットトリック、5-0。その後も、ベレーザが試合を支配したまま試合終了。

後半から入った手塚さんは期待してたんだけど、動きは故障前には戻ってはいないような印象だった。もうちょっとの辛抱かな。澤はニートンや大竹に比べると地味ながら、堅実なプレーぶり。昨年、一昨年のちょっと低迷していたベレーザは澤ばっかり目立って孤軍奮闘してた印象なんだけど、今はまわりが好調ということもあって、澤も余裕を持ってプレーしているような印象。現在チームが好成績を残しているのがわかるような感じがする。