日本女子代表-アメリカ女子代表(1998.5.17 国立) | 女子サッカー観戦記アーカイブズ

日本女子代表-アメリカ女子代表(1998.5.17 国立)

日本女子代表 1-2 アメリカ女子代表

得点経過:1-0 14分 大竹
     1-1 70分 ケラー
     1-2 89分 ケラー

日時:1998年5月17日 11時31分
会場:東京・国立競技場
観衆:23,774人
主審:イム・エンジュ(韓国)


日本:(GK)21-山郷
  (DF)7-東明、2-山木、12-磯崎、6-仁科
  (MF)5-酒井(17-大松 76分)、14-三井、9-内山、
    10-澤、20-菅原(8-原 46分)
  (FW)11-大竹

アメリカ:(GK)1-スカリー
  (DF)3-ピアス(2-フェア 58分)、4-オーバーベック(7-ワーレン 68分)、
    6-チェイステイン
  (MF)14-フォーセット、15-ベントゥリーニ、11-フォーディー、
    8-マクミラン(5-ロバーツ 58分)
  (FW)16-ミルブレッド(21-ケラー 46分)、13-リリー、
    9-ハム(12-パーロウ 21分)


全体を通してアメリカが主導権を握っていた試合。日本陣地で行われている時間の長い試合だった。得点経過を見ればわかるとおり、日本が前半の早い時間帯にあげた虎の子の1点を守り切れず、後半中頃に同点にされ、そして試合終了間際に勝ち越し点を奪われてしまったという展開だった。

日本のスタメンはこんな感じでしょうか。

     大竹
  菅原 澤 内山
   三井 酒井
仁科 山木 磯崎 東明
     山郷


発表されたスタメンで日本はツートップということだったんだけど、実際には内山が下がり目で右サイドに入るような形で、大竹のワントップ気味の状態が長かったように思う。今日の内山は一生懸命守備をしていたという印象が強い。酒井は積極的に攻撃にからんでおり、どちらかというとOHに近いような印象だった。酒井は守備的な面は非常に優れているのだけれど、ボールを奪ってからの展開はまだまだこれからって感じで、MFよりもベレーザでやってるCBの方がしっくり来るような感じがする。試合中、酒井がコーチングしてる声がスタンドの上段まで聞こえて来たのはすげーなと思った。 (^^;

日本の得点は中央でボールを持った酒井(だったと思う、たぶん。最近ポニーテールの選手が多くて見分けづらい(^^;)が右サイドの内山にオフサイド臭い(^^;パス。内山これを中央に折り返して奈美ちゃんがズドンって感じの得点。なかなかかっこ良かった。この日国立で見た2試合の中ではベストゴールですな (^_^)

その後、ケラーのゴール(ヘッドでのアシストが見事でした)で同点にされた後に飛び道具の大松を投入したりと得点を狙いに来るがゴールは奪えず。同点で逃げ切るかと思わせた終了間際にまたもやケラーのゴールで逆転されて試合終了ということになってしまった。もうちょっとで引き分けだったのに惜しかった。

まあ、この試合、世界トップクラスの実力のアメリカ相手に非常によい守備のトレーニングにはなったのかな。アメリカもゴール前で雑な面があったりして、日本としては助かった面も多かったと思うけど。アメリカももっとチームとしてまとまってるのかと思ってたんだけど、それほどでもなかったような感じ。昨年11月のLリーグ外国人選抜チームの方が強かったような気がしないでもない。あと、アメリカからちゃんとした形(せこいFKとかじゃなくて(^^;)で1点を奪うことが出来たということは今後のために良い自信になるのではと思う。