日本女子代表-アメリカ女子代表(1998.5.24 横浜国際) | 女子サッカー観戦記アーカイブズ

日本女子代表-アメリカ女子代表(1998.5.24 横浜国際)

日本女子代表 0-3 アメリカ女子代表

得点経過:0-1 8分 チェイステイン
     0-2 33分 リリー
     0-3 86分 ベントゥリーニ

日時:1998年5月24日 11時19分
会場:神奈川・横浜国際総合競技場
観衆:34,885人
主審:渡辺弥生(日本)


日本:(GK)21-山郷
  (DF)4-中地、2-山木、12-磯崎、6-仁科
  (MF)5-酒井(19-森本 79分)、14-三井、
    9-内山(16-岸 69分)、10-澤、
    8-原(17-大松 46分)
  (FW)11-大竹(20-菅原 87分)

アメリカ:(GK)1-スカリー
  (DF)14-フォーセット、4-オーバーベック、20-ソブレロ、
    3-ピアス(5-ロバーツ 46分)
  (MF)6-チェイステイン(2-フェア 46分)、12-パーロウ、
    11-フォーディー(7-ワーレン 76分頃)
  (FW)21-ケラー(15-ベントゥリーニ 46分)、13-リリー、
    16-ミルブレッド(8-マクミラン 58分)


アメリカとの3連戦を終了して0勝3敗。日本は惜しくも準優勝という結果となりました (^^;

両チームのスタメンはこんな感じ。

    《日本》         《アメリカ》
     大竹         ケラー リリー ミルブレッド
   原  澤 内山       フォーディー パーロウ
   三井 酒井          チェイステイン
仁科 山木 磯崎 中地  ピアス ソブレロ オーバーベック フォーセット
     山郷            スカリー


日本は3戦連続で大竹のワントップ。国立、神戸と左サイド2列目に入っていた菅原に代わって、この試合では読売ベレーザの原が入っていた。スタメンにベレーザの選手が一人ずつ増えていきますね。もし4戦目まであったら小野寺志保ちゃんが出てきたかもしれません (^^;

で、試合の方ですが、まあ予想通りでもあるのだが、先の2試合と同様、今回も圧倒的なアメリカペースでの展開。そして立ち上がりの早いうちにCKからアメリカが先取点。CKからのアメリカのヘディングシュートがゴールポストに。そしてそのはね返り球を再びシュート。GK山郷が弾き返したボールをアメリカみたびシュート、今度はゴールライン上にいたフィールドプレーヤー(誰だかわからなかった)が弾き返すが、最後にチェイステインが蹴り込んでのゴール。早い時間の失点ということで、これで集中力が切れてカタガタっと堤防決壊してしまうんじゃないかと心配したんだけど、とりあえずそれは大丈夫で、その後も粘り強い守りを見せてくれていた。

地力で上回るアメリカは余裕を持って試合をしている印象。空中戦もめっぽう強かった。一方の日本は中盤でグズグズしているうちにボールを奪われてしまう。アメリカのプレッシャーが強かったということもあるが、特に中盤から前でのパスミスが非常に多かった。特に三井が不調だったように思う。あと、常に日本陣地で試合が行われていたため、ボールを奪ってもゴールが遠い (^^; 日本のシュートは28分頃にCKから左にこぼれたボールを仁科さんがゴール右に外したのが初めてだったんじゃないかな。

その後も日本の守備練習が続いて、キャプテン山木を中心にアメリカの猛攻をはね返し続けていたのですが、そんなことをしている前半33分、アメリカのリリーがシュートのはね返りを決めて0-2で前半終了。

後半もアメリカペースは変わらず。25分過ぎに大竹から出たパスで大松が右に抜け出し、中央に切れ込んでシュート。ボールはキーパーの手をすり抜けてまさにゴールラインを割ろうとした瞬間にアメリカのDFがクリアというシーンがあり、これは非常に惜しかった。

その後もロングボールに合わせた大竹のボレーなど、単発でのチャンスは何度かあったのだがモノに出来ず。40分過ぎにベントゥリーニにヘッドでの得点を許し0-3で終了。試合中に日本の時間帯がないまま終わってしまったような感じでだった。やっぱりアメリカは強いです。0-3でも日本は十分頑張ったと思うので。今後大事な試合でアメリカとの対戦が無いよう祈りたいものです (^^;

結局キーパーは山郷しか使わなかったんですね。せっかく3試合もあったんだから小野寺と瀬口も使ってみて欲しかったんですけど。