全日本女子選手権決勝・伊賀FCvs田崎(2002.1.20 国立)
伊賀フットボールクラブ 2 | 1-0 | 1 田崎ペルーレFC
くノ一 | 0-1 |
延長 1-0
得点経過:1-0 前半7分 【伊賀】中川
1-1 後半4分 【田崎】三上
2-1 延長後半9分【伊賀】三井(PK)
日時:2002年1月20日 13時
会場:東京・国立霞ヶ丘競技場
主審:内海
副審:吉澤、大高
4th:渡辺
観衆:1,577人
伊賀FC:(GK)1-山郷
(DF)4-大津、6-仁科、17-藤村、19-中川
(MF)3-那須、5-山岸、10-三井、
14-田中(16-永留 後半16分)、18-小松
(FW)9-水本
警告:三井、永留
田崎:(GK)1-坂田
(DF)5-磯崎、7-長嶋、17-白鳥
(MF)2-柿川、8-川上、10-柳田、11-三上、
14-山本、20-新甫(13-佐野 後半31分)
(FW)9-大谷
※手元のメモからの100%Unofficial情報です。
《伊賀FC》 《田崎》
水本 大谷
田中 山岸 小松 柳田 山本
那須 三井 三上 新甫 川上 柿川
仁科 大津 藤村 中川 長嶋 白鳥 磯崎
山郷 坂田
たぶん若干伊賀FC寄りの観戦記です。
伊賀は井坂がシュートの外し過ぎでスタメン外されたのかと思ったら(^^;警告累積での出場停止だったようで。水本という選手がトップに入っていた。その他は両チームとも基本的に前日と同じメンバーだったのかな。2日連続の試合ということでお疲れ様ですけど。
まずは展開の速い立ち上がりだったと思う。そんな中、早い時間帯で伊賀が先制。左サイドの攻め上がった仁科さんからのクロスが二アポストの選手に当たってゴール右に流れたボールを中川が押し込んでのゴール。
その後はじわじわと田崎がペースを握って行くような感じで、何度かチャンスをつかむが得点には至らず。前半30分頃に伊賀の時間帯はあったと思うが(特に山岸がいい動きをしていた、とメモに書いてある(^^;)、基本的に田崎が主導権を握るような感じで、伊賀が自陣に押し込まれてる時間が長いような試合展開だったと思う。
後半は立ち上がりすぐに田崎が同点に追いつく。磯崎が右サイドから上げたロングクロスをゴール左の大谷が頭で中央に折り返してゴール前の三上がヘッドでズドンと決めて1-1。
その後も田崎が支配しているような感じで前半同様伊賀は自陣に押し込まれている時間が長く、なんとか最後の最後のところで集中を切らさずなんとかしのいでいたような状態。GK山郷が当たりまくってて、その辺は追加点を与えなかった大きな一因だったと思います。あと仁科さんは相変わらず安定しており左サイドは突破されても(結構多かった)安心して見ていられた。一方の攻撃はなかなか形にならず、ボールをゴール前まで持って行けないような感じで苦戦。それでも次第にちょっとずつ攻め込むような感じになって、30分過ぎにはカウンターが形になり始めはするが決定的なものは生まれず。結局両チームとも決め手を欠くような感じで延長戦へ。
延長前半、田崎は極めて決定的な場面が少なくとも3度はあったのだか、いずれも決めることが出来ず。伊賀も仁科さんが左からクロスを放り込む時以外はチャンスが生まれる気配はないような感じに。ところが延長前半終了間際のりスタートから三井が半ばヤケクソ気味にゴール左側に出したボールが田崎GK坂田のペナルティエリア内でのファールを誘いPK。これを三井がきっちり決めてのVゴールだった。
伊賀にとっては耐えて耐えて忍んでいるうちに福が転がり込んで来たような勝利。一方の田崎は決めるべきところで決められなかったわけで、すげー悔しい敗戦だろうな。
おまけ:大竹奈美さん@TV解説
で、晩飯食いながらゴールデンタイムのBS録画中継も見ちゃったので、その印象も。
解説の大竹奈美ちゃん、変に緊張してたみたいで、聞いてるこっちも緊張しちゃった。話し出しの「間(ま)」に苦労してるような感じで不自然なとこもあったが初々しいということで許す。1年前まで同じ舞台でプレーしていた選手としての体験談とか代表として一緒にプレーした選手の印象・プレースタイルについての話なんかはなるほどなという感じで悪くなかったと思います。
実況のアナウンサーは女子サッカーに精通しているわけではないようで、付け焼き刃的な印象は否めないのですが、その辺は代表監督でもある池田氏がうまくカバーしてたのかなと思います。
映像は決勝点のPKにつながった三井のリスタートの映像がリプレーにかぶってしまい出てこなかったのは残念ですけど、私としては後半に仁科さんのアップが多かったのが嬉しかった。
追記 伊賀の三井ってのは結婚前の宮本ともみのことです。(2005.5.26)